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「入管施設の異変」の記事紹介

「すごい地震で、暗くて、怖くて」と、ナイジェリア出身のアヒンバレ・ケリーさん(31)がガラス越しに言った。面会室は狭い。ガラスは厚く、向こう側が少し歪んで見える。ケリーさんは、長崎県大村市の大村入国管理センターに収容されていた2016年4月の未明、熊本地震の大きな揺れに遭遇した。ところが、照明はなかなかつかず、地震の情報もない。鹿児島に住む息子への電話も許されない。何より、当直職員の言葉に耳を疑ったという。「電話は必要ない。おまえは家族に見捨てられたんだ。国へ帰れ」——。全国の入国管理の現場から、収容をめぐる“異変”が相次いで伝えられている。収容期間が長引き、人数も急増。暴言・暴力を訴える声が途切れず、自殺者も出ている。いったい何が起きているのか。


この記事と画像は、メンバーの末澤寧史が取材した「『おまえは見捨てられたんだ』  職員の暴言、自殺者…… 入管施設の“異変”」の冒頭部分です。「Yahoo!ニュース特集」で2018年9月6日に公開されました。全文をお読みなる場合は、リンクをクリックしてください。なお、Yahoo!へのログインが必要な場合があります。

記事公開後、記事中で紹介した「ぼけ」などの暴言を発した職員に対し、大村入管センターは、規則違反行為を認定して厳重注意処分を下しています(2019年1月5日、共同通信「長崎の入管、暴言で職員注意処分」)。笹島と末澤は移民・難民問題について、継続取材中です。

末澤寧史
ライター・編集者・出版プロデューサー。1981年、北海道札幌市生まれ。兵庫県西宮市在住。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。書籍、雑誌、Webニュースなどで異文化理解につながるテーマを多く取材している。

ある3月の午後。関西学院大学のキャンパスでは、学生たちがバドミントンに興じ、小さな子ども連れの家族がのんびりと過ごしていた。シリア人留学生のイーサーさん(33)はキャンパスの一室で話し始めた。「家のすぐそばで爆発がありました。数えきれないほ...

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