33歳元産経記者が挑む「東北の現実」伝える闘い 住民が「まだ知られていないニュース」を発信

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住民が「まだ知られていないニュース」を発信(2021・3・10 東洋経済オンライン)

 東日本大震災から10年。この間、多くの人々が「東北」について考え、思いを巡らせ、東北からも多くの情報発信が行われるようになった。「東北のみんなで東北を伝えるニュースサイト」と銘打った住民参加型ニュースサイト「TOHOKU360」もその1つだ。東北の人々はいま、どんなリアルを見ているのか。どんな目線でこの10年を見つめてきたのか。TOHOKU360を担う人たちに尋ねた。

安藤歩美さん

◆住民参加型ニュースサイトを2016年に立ち上げ

 「東北の人たちにとって、東日本大震災は特別なものというより、生活の中に震災がある。普通に生活をしている中でも、この間(2月13日深夜に東北を襲った最大震度6強の地震)のように(頻繁に)地震が起こる。そんな中で、東北の人がどういう物事の見方をしているのか。日々、暮らしている中でどういう風景が見えているのか。それは、市民自身が描くんですよね。それらを取材して記事で表現することで、マスコミが取り上げるものとは違うリアルが浮かび上がってくるんじゃないかなと考えています」
 TOHOKU360の編集長、安藤歩美さん(33)はそう話す。

 TOHOKU360は、2016年に生まれた住民参加型のニュースサイトだ。東北6県の各地に散る住民が「通信員」として取材をする。その数、およそ60人。男女は半々で、年齢は20代~70代。職業も会社員、個人事業主、医師、主婦などさまざまだ。

 通信員は、メディアで編集経験のある編集者と力を合わせて記事を仕上げ、インターネット上で公開をする。マスコミでは報道しきれていない、“まだ知られていない”ニュースを発信していく仕組みだ。地域住民が記者となって情報発信するそんなニュースメディアは、実はまだ、日本ではそう多くない。

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 この記事は<33歳元産経記者が挑む「東北の現実」伝える闘い 住民が「まだ知られていないニュース」を発信>の前半部分です。2021年3月10日、東洋経済オンライン上で公開しました。取材の担当は、フロントラインプレスの板垣聡旨さん。
記事の全文は同サイトで読むことができます。以下のリンクからアクセスしてください。
33歳元産経記者が挑む「東北の現実」伝える闘い 住民が「まだ知られていないニュース」を発信

板垣聡旨
 

記者。

三重県出身。ミレニアル世代が抱える社会問題をテーマに取材を行っている。

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