私たちの生活すべてが政治とつながっている 『ボストン市庁舎』が描く民主主義

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ハフポスト日本版

過日、日本では衆議院選挙が行われた。様々な争点があったが、現代日本の選挙で常に問題視される投票率はまたも大きな改善は見られなかった。

民主主義は、国民が主権を持つ政治体制のことなので、そもそも国民の政治参加意欲が低いという事態は、民主主義の機能不全を引き起こす。だが、表向きの投票率が高くなりさえすれば、政治参加の意思が高いと言えるかどうか。そもそも、政治に参加するとはどういうことか、その前に、政治や行政の「具体的な形」を私たちはどの程度わかっているのだろうか。

行政の「具体的な形」を見せてくれる映画が、11月12日から公開されるフレデリック・ワイズマン監督の最新作『ボストン市庁舎』だ。この映画は、ボストン市政の多岐にわたる日常業務をカメラに収めている。相談センターでひっきりなしに鳴る電話に対応するスタッフ、ネズミ駆除や建設現場の防火・防水対策のチェック、ゴミ収集、予算配分の会議や様々なコミュニティの会合などの仕事ぶりを、ナレーションも音楽もテロップもなしに映し出す。

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