「この土地は、とてもとても貧しい所でした」
コカインの原料である「コカの葉」を栽培するオスカルが、こう語る。
彼が暮らすのは、コロンビア南西部のナリーニョ県。現在コロンビアは、コカイン生産量とその原料であるコカの葉の栽培面積が世界一となっている。その中でナリーニョは、国全体の27パーセントに及ぶ最も多くのコカ栽培地が集中する場所だ。
コカインは高額で取引されることから「セレブのドラッグ」とも言われる。その陰で、世界で最も多くのコカを作る場所では一体どのような人々が、どのような生活をしているのだろう。
この記事は、メンバーの柴田大輔が取材した「コカイン世界最大生産地コロンビアの現場から①」の冒頭部分です。「WEDGE Infinity」で2019年4月11日に公開されました。全文をお読みなる場合は、リンクをクリックしてください。
柴田大輔
フォトジャーナリスト。1980年、茨城県生まれ。写真専門学校を卒業後、フリーランスとして活動。ラテンアメリカ13カ国を旅して多様な風土と人の暮らしに強く惹かれる。2006年からコロンビア取材を始め、生活を共にしながら住民の側から見た紛争、難民、先住民族、麻薬問題を取材。その他、ラテンアメリカの先住民族、日本の農村などをテーマに撮影を続けている。
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