「第58寿和丸」の事故調査に関する公文書を公開しないため、国(運輸安全委員会)を相手に提訴しました

 フロントラインプレスのメンバー伊澤理江さんは2021年2 月から4月にかけ、スローニュース上で「沈没〜寿和丸はなぜ沈んだか」(連載、計8回)を公開しました。その取材に際し、事故調査を担った運輸安全委員会に対し、事故調査で使用した資料を開示するよう、情報公開請求しました。ところが、同委員会側は使用した資料のタイトルすら非開示。いわば、ファイルの背表紙すらも公開を拒んだのです。

 審査請求(不服申立)も棄却されたことから、フロントラインプレスは国を相手取って、公文書の開示を求める裁判を起こしました。原告はフロントラインプレス合同会社、裁判所は東京地裁です。

  提訴に際して、フロントラインプレス合同会社代表の高田昌幸、顧問弁護士で本件訴訟の代理人・清水勉弁護士、および出口かおり弁護士が東京の司法記者クラブで記者会見しました。

 訴訟に至る経緯などは下記を参照ください。

「情報公開をこれ以上劣化させないために提訴します」(note)
運輸安全委資料開示求め提訴(時事通信の配信記事)