
取材相手が次々と亡くなっていく……アスベスト被害者への重い取材 調査報道で救済に道筋
兵庫県尼崎市のクボタの工場労働者や周辺住民には、なぜか中皮腫の患者が多い。なぜなのか。アスベスト(石綿)と中皮腫などの疾病との関連を疑い、毎日新聞の記者は粘り強く取材を進めた。やがて、クボタは従業員らに対する責任を認めた。すると今度は、新聞社と厚生労働省の戦いが始まった。…
兵庫県尼崎市のクボタの工場労働者や周辺住民には、なぜか中皮腫の患者が多い。なぜなのか。アスベスト(石綿)と中皮腫などの疾病との関連を疑い、毎日新聞の記者は粘り強く取材を進めた。やがて、クボタは従業員らに対する責任を認めた。すると今度は、新聞社と厚生労働省の戦いが始まった。…
1998年、東京の路上で8歳の男児がダンプカーに巻き込まれて死亡した。新聞はベタ記事。しかし、その裏には両親の深い悲しみと、被害者に事件処理の内容さえ伝えない制度の歪みが…
1980年代末から90年代初めにかけて、新潟県湯沢町は「バブルマネー」の襲来を受けた。人口1万人足らずの町に2万人分のリゾートマンションが立ち並び、年間500万人超のスキ…
国税庁とはどんな存在なのか。国税庁の取材を長く担当した、元朝日新聞記者・落合博実氏による労作。小泉純一郎元首相ら政界の大物議員が国税庁側に不当な圧力をかける様子が、実名入…
1990年代終わり頃の日本では、子どもに対する「しつけ」と「虐待」の境目が広く認識されていなかった。そんな中、「虐待は犯罪」として小さな事案の丹念に取材し、大きな波紋を投…