生まれたての声【中】 一番怖いものは“普通の人”
◆手話は目で聞く言語だ 夜7時より少し前、会が始まった。 耳の聞こえない人は5人。それ以外は全員が健聴者だった。手話サークルは耳の聞こえない人同士の交流が目的だと思っていたが、どうやら違うらしい。この場所に健聴者がいるということは、彼らの近しい人の中に耳の聞こえない人がいるのだろうか。 新年最初の集まりであ…
◆手話は目で聞く言語だ 夜7時より少し前、会が始まった。 耳の聞こえない人は5人。それ以外は全員が健聴者だった。手話サークルは耳の聞こえない人同士の交流が目的だと思っていたが、どうやら違うらしい。この場所に健聴者がいるということは、彼らの近しい人の中に耳の聞こえない人がいるのだろうか。 新年最初の集まりであ…
◆聞こえない健聴者 音楽室のような空間に、10人程度が車座に椅子を置いて座っている。 サークルが開始してから少々経つが、人数相応の喧騒は生まれない。いや、ほぼ静寂…
消えたい、死にたい……。若い世代のそんな声が消えない。NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さん(23)は、その実態を誰よりも知る。インターネットを利用した無料・…
「チャイルド・デス・レビュー(CDR)」は、子どもの命を救うための壮大なチャレンジだ。同時に役所の縦割り行政を突き崩す試みでもある。それなのに、厚生労働省の姿勢が動きを阻…
「報道が社会を変える、報道で社会を変える」という言葉がある。しかし、それを地で行くケースはそう多くない。名古屋の民放・CBCによる「偽りのアサリ」はまさに報道が社会を動か…
1
2
3