
取材者の自覚を問うルポルタージュの名著 「もの食う人びと」
作家の辺見庸氏が共同通信時代に手掛けたルポルタージュの名著。紛争地帯や飢餓がまん延する地域で、現地の人たちと「食」を通して交わる。ときには、バングラデシュの首都ダッカで残飯をくらい、原発事故が起きたウクライナのチェルノブイリでは、放射性物質で汚染されたスープさえすする。…
作家の辺見庸氏が共同通信時代に手掛けたルポルタージュの名著。紛争地帯や飢餓がまん延する地域で、現地の人たちと「食」を通して交わる。ときには、バングラデシュの首都ダッカで残飯をくらい、原発事故が起きたウクライナのチェルノブイリでは、放射性物質で汚染されたスープさえすする。…
年間300万円超に上る「政務活動費」の不正を指摘されると、兵庫県議は会見で号泣したー。世界に流れた「号泣会見」は神戸新聞による地道な調査報道によってもたらされた。政活費の…
福岡県太宰府市で2年前、当時36歳の主婦が遺体で見つかった。体中に残る暴行の痕。しかし、凄惨な様子もさることながら、問題は事件前、警察が被害者遺族からの再三の訴えを無視し…
1995年、日本では「官官接待」批判が吹き荒れた。しかし、地方官僚が霞が関官僚を料亭で歓待する接待が本当にそんなに何度も行われていたのか。取材を尽くすと、それは「裏金」を…
自衛隊の最高指揮官たる首相にも防衛相にも秘匿したまま、陸自が海外でのスパイ活動を続けていた。自衛官の籍を抜き、商社員に成りすまし、現地で協力者を雇い……。文民統制を逸脱し…